クリエイティブWEBマガジン『灯すラボ』とは、有田町をはじめこの近隣エリアで暮らし、営み、自分なりのおもしろさに没頭するゴキゲンな研究員たちの生態系（暮らしやなりわいなど）を紹介していくWEBマガジンです。
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みんなもっと自分のことを話せばいい。チョン・ユギョンさんが描くノイジーで豊かな世界
今回取り上げるのは、有田町に合計約３ヶ月間滞在し、フィールドワークや制作を重ねて個展「大村焼」を開いたアーティストのチョン・ユギョンさん。在日コリアン３世として兵庫県神戸市で生まれ育ち、揺れ動く環境の中で過ごしてきました。
NPO法人灯す屋は、滞在時の宿泊場所の提供や有田町内の人たちとのつなぎ役という形で、ユギョンさんの活動をサポートしてきました。灯す屋の活動や灯すラボを通じて、こんな出会いをもっと生んでいきたいし、ユギョンさんのこともあらためて知りたいと思い、今回の記事にさせていただきました。
「友だちと話したり、ご飯を食べたり、日常生活を送ることに問題はありません。でもある日突然、不自由さが立ち現れる。そんな状況に直面するたびに、自分がじつは不安定な存在なんだということを実感させられるんです」
「有田で語られていない部分、語りづらかった歴史があるんじゃないか。そこにぼくの問題意識を接続することで、社会からこぼれ落ちて抜けているものの話ができるんじゃないかと思ったんです」
チョンさんはアートは自分の中の一つの表現手段であると言います。
自分のやり方でいいから自分と向き合い、土台を考える。そしてもっと自分の話をする。チョンさんが描くおもしろい未来は、そうやってできていく”ノイジー”な世界。
「では私は何から話してみよう？」自分自身と対話し、声に出して誰かと話したくなる、そんな記事になっています。ぜひ読んでみてください。
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みんなもっと自分のことを話せばいい。チョン・ユギョンさんが描くノイジーで豊かな世界
文章：中川 晃輔
写真：壱岐 成太郎