突然ですが、有田焼の柄を使った塗り絵があることは皆さんご存知でしょうか?
今年度、第二期(R5年9月から11月)の灯すラボアフタースクール(※1)では、実在した”有田焼の絵柄で作った塗り絵「 ぬりえもん」をデザインする 岩尾玄樹さんを講師としてお招きし、ぬりえもんを応用した作品づくりを行いました。
(※1)灯す屋が子どもの居場所事業として運営。株式会社しくみデザイン様が提供するアプリ「スプリンギン」を活用し、タブレットでプログラミングに気軽に触れることができる場です。
自分で作った柄を”ハマ”に絵付け、そしてタブレット上で作品へ。
ぬりえもんは、実在した有田焼の図柄・模様を、子どもから大人まで楽しめるように塗り絵にしたもの。焼き物関係者だけでなく、幅広い世代に気軽に有田焼に触れてほしいという想いから実現したプロダクトです。
まずは子どもたちにぬりえもんに触れてもらいながら、有田焼の絵柄にはどんな種類と意味があるのかを岩尾さんからレクチャーしていただきました。紙芝居形式の説明で、子どもたちでも理解しやすかったようです。
次に、身の回りのものや好きなものをモチーフに決め、そのモチーフを柄にするという流れ。子どもたち一人一人の個性が出る場面。自分の名前の形を崩してみたり、好きな食べ物を抽象的にしたりと、これまでやったことがないことにおもしろがりながらチャレンジする姿を見ることができました。
ハマにオリジナルの柄を絵付けする様子
その後、松尾錦さんご協力のもと、ハマ(※2)にオリジナルの柄を絵付けして焼成。そのハマの写真をタブレットに取り込み、スプリンギン内でハマ投げ(有田の川に落ちている浜で水切りをする遊び)から連想し、シューティングゲーム形式の作品づくりを行いました。(柄を描いたハマは子どもたちのお守りに!)
(※2)有田焼の焼成時に、やきものの歪みを防ぐために敷く窯道具
出来上がった柄の一例
ペアを組み、ゲームの設計をする様子
これまでの有田焼の柄が先人の願いや想いから生まれたように、これから新しい柄が子どもたちの発想から生まれるかもしれません。子どもたちが潜在的な創造力に改めて気付かされる機会となりました!
現在、灯すラボアフタースクールは第三期を実施中です。引き続き、応援よろしくお願いします!
~ぬりえもん基本情報~
インスタグラム https://www.instagram.com/nuriemon_arita/
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運営 : 古伊万里ヒストリーラボ
監修 : 村上伸之
デザイン : 岩尾玄樹
ぬりえもんは、灯す屋ふるさと納税の返礼品としても取り扱っています。
是非、灯す屋ふるさと納税もご覧ください。